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平均課税

変動所得や臨時所得がある人は、課税総所得金額に対する税額を「変動所得・臨時所得の平均課税」という方法で申告することによって、毎年の税額を平均化させることができます。所得税は超過累進税率を採っているので、所得が高くなればなるほど税率も高くなります。

したがって、ある年において特別収入が多かった場合でも、平均課税の適用を受けるとその特別な年の税額を翌年以降低い税率で税額を計算することができます。例えば、本の出版などでその年にものすごく売れて前年に比べて急に所得が増えた場合、所得税の負担が過重になることがあります。しかし、翌年以降に同じくらい本が売れる保証はありませんので、所得が激減する可能性があります。

このような場合に平均課税の適用を受ければ税率が有利になりますが、平均課税の適用を受けるには以下の条件があります。

①適用できる条件
・変動所得の金額が総所得金額の20%以上であること。
②変動所得とは
・原稿や作曲の報酬に係る所得 ・著作権の使用量に係る所得 ・漁獲による所得 ・プロ野球選手の年俸等